日本の森と毛呂山町の森

Story of the Japanese forest.

日本の森のお話し

日本は森林率68%を誇るみどり豊かな森林大国です。

しかし戦時中の燃料利用や戦後の発展とともに多くの木が切り倒されました。生活が豊かになるにつれ建材や紙の原料として多くの木が必要になりましたが、日本の木材の需要量が森林の成長量を上回っていたために、成長量の多い人工林が求められ、1950年代には植林が盛んに行われました。

その後、外国から安価な木材が輸入されるようになり、国産木材の価格が低下、木材を売っても赤字になってしまう時代が続き、林業人口が減り、また高齢化の影響もあり、間伐などの必要なお手入れが出来ず、荒れた森林が増え問題になっています。

Story of the Japanese forest.

適正な間伐が行われず放置された森は、鬱蒼とし昼間でも日が当たらないため、木は細いままで、下草も生えず地面が硬くなり、雨が降っても水が浸透しない土になってしまいます。これは土砂災害のリスクを高め、生物多様性も失うことにつながります。

また間伐の必要性は理解し、間伐はするものの、木材の価格が低いため搬出にかかる費用が上回り赤字になってしまうので、間伐した木をそのまま森に残す切り捨て間伐を行う事もあり、森に残した丸太が雨で流れ災害時の被害を大きくしてしまう問題もおきています。

Forest of Saitama.

埼玉県の森は

埼玉県の森林率は約32%。内民有林(国有林以外)の割合は90%です。植林が盛んに進められた事もあり、民有林における人工林の割合は50%で、全国平均を上回ります。

人工林の8割が木材として利用可能な年齢に達していますが、木材価格の低迷などにより伐採されず「森林の少子高齢化」が進んでいます。

Story of the MOROYAMA.

毛呂山町のお話

フォレスターズプラスは埼玉県南西部の毛呂山町に拠点を置いて活動しています。毛呂山町の西部は埼玉の森のはじまりのような場所で、外秩父山地の東縁部にあたります。
果物やしいたけ、たまごなどが特産物で、果物の中でも特に日本最古と言われる「桂木ゆず」が有名で、収穫の時期にはゆず祭りが行われ沢山の人が訪れる場所です。

毛呂山町の森林率は約42.3%で、町の西半分ぐらいから緩やかに森林地域に入っていく秩父外輪山の玄関口と言える地域です。

毛呂山~飯能~越生一帯は「西川林業地」と呼ばれ、江戸時代から江戸へ材木を搬出。スギ・ヒノキの丁寧な育林で良質な木材を産出してきましたが、現在では林業衰退による環境劣化・動物食害・水源機能の低下などの課題も存在しており森のお手入れが必要です。

この毛呂山町を中心に近隣の町村(武州と呼ばれる地域)が私たちのフィールドです。